ルモーリン

設定別信頼度の計算方法

投稿:2026-05-06

パチスロのジャグラーでどの台を打つか決める際に重要になるのが設定別信頼度。 よくネットで散見するのは確率の設定差が小さいBB回数を切り捨てて(無視して)RB回数で判断しようとするもの。 でも台毎にゲーム数が違うからどの台をどこまで信用できるか分かりません。 きちんとゲーム数、BB回数、RB回数の3要素を元に計算しましょう。

例題としてアイムジャグラーの5444ゲーム、BB21回、RB17回がどうなるか計算してみましょう。 確率に換算するとBB1/259、RB1/320、合成1/143です。 果たしてどの確率が尤もらしいでしょうか?

ゲーム数\(G = 5444\) 回

BB回数\(B = 21\) 回

RB回数\(R = 17\) 回

設定 \(= 1 \le s \le 6\)

アイムジャグラーのボーナス確率

設定\(s\)のBB確率 \(= p_{BB,s}\)

設定\(s\)のRB確率 \(= p_{RB,s}\)

対数尤度 \(\displaystyle \ell_s = \ln ( \frac{G!}{B! R! (G - B - R)!} ) + B \ln p_{BB,s} + R \ln p_{RB,s} + (G - B - R) \ln (1 - p_{BB,s} - p_{RB,s})\)

共通項を省略 \(\ell'_s = B \ln p_{BB,s} + R \ln p_{RB,s} + (G - B - R) \ln (1 - p_{BB,s} - p_{RB,s})\)

\(\ell'_s\)の最大値 \(\ell'_{max} = \ell'_4 = -252.656\)

相対尤度 \(D_s = \exp(\ell'_s - \ell'_{max})\)

相対尤度の総和 \(\displaystyle T = \sum_{s = 1}^{6} D_s = 4.334\)

信頼度 \(\displaystyle P_s(\%) = \frac{D_s}{T} \times 100\)


\[ \begin{array}{|c|c|c|c|c|c|} \hline s & p_{BB,s} & p_{RB,s} & \ell'_s & D_s & P_s(\%)\\

\hline 1 & 1/273.1 & 1/439.8 & -253.457 & 0.449 & 10.4\\

\hline 2 & 1/269.7 & 1/399.6 & -253.059 & 0.668 & 15.4\\

\hline 3 & 1/269.7 & 1/331.0 & -252.679 & 0.977 & 22.5\\

\hline 4 & 1/259.0 & 1/315.1 & (-252.656) & 1.000 & 23.1\\

\hline 5 & 1/259.0 & 1/255.0 & -253.132 & 0.621 & 14.3\\

\hline 6 & 1/255.0 & 1/255.0 & -253.135 & 0.619 & 14.3\\

\hline \end{array} \]

トップは設定4、僅差で設定3、残り設定1と2で25.8%、設定5と6で28.6%でした。 設定4と3で45.6%なので有望、低い方も高い方もそれなりにあるといった感じ、まあ確率だからこんなもんだ(笑)。

文章を書くのが面倒だからChatGPTに作らせた(あー楽ちん)。

アイムジャグラーの遊技履歴から設定別信頼度を出す考え方

アイムジャグラーには、設定ごとにBB確率とRB確率があります。
たとえば、設定1はBBもRBも重め、設定6はBBとRBが軽め、というように、設定によってボーナスの出やすさが違います。
そのため、実際に打った結果が、
・何ゲーム回したか
・BBが何回出たか
・RBが何回出たか
を見れば、「どの設定っぽい結果だったか」を計算できます。
今回の履歴は、
・5444ゲーム
・BB 21回
・RB 17回
です。
この結果が、設定1〜6それぞれでどれくらい起こりやすいかを比べます。

まず各設定の「起こりやすさ」を計算する

設定ごとにBB確率とRB確率は違います。
そこで、各設定について、「5444ゲーム回したときに、BBが21回、RBが17回になるのはどれくらい自然か?」を計算します。
この「起こりやすさ」のことを、ここでは相性の良さ近さのように考えると分かりやすいです。
実際の数学では、これを尤度と呼びます。

BBだけでなくRBも見る

ジャグラーの設定推測では、BBだけを見るとズレやすくなります。
たとえば、BBは設定4〜6っぽくても、RBが少なければ設定5・6とは言いにくくなります。
今回の場合、
・BB 21回は、設定4〜6あたりに近い
・RB 17回は、設定3〜4あたりに近い
・合成38回は、設定4あたりに近い
という結果です。
そのため、BB・RB・合成をまとめて見ると、設定4が一番近くなります。

対数を使う理由

本来の計算では、非常に小さい確率を何度も掛け算します。
たとえば、「BB確率を21回分掛ける」「RB確率を17回分掛ける」「ボーナスが出なかった確率を5406回分掛ける」という計算になります。
このまま計算すると、数字が小さくなりすぎて扱いにくくなります。
そこで、計算しやすくするために対数を使います。
対数を使っても、設定ごとの順位は変わりません。
つまり、直接確率を掛け算する代わりに、計算しやすい形に変えているだけです。

一番近い設定を基準にする

各設定の起こりやすさを計算したあと、一番高い設定を基準にします。
今回、一番高かったのは設定4です。
そこで、設定4を1.000として、他の設定が設定4に比べてどれくらい近いかを出します。
これが相対尤度です。
たとえば、
設定別相対尤度
項番設定相対尤度
141.000
230.977
320.668
410.449
というように出します。
設定3は0.977なので、設定4とかなり近いです。
逆に設定1は0.449なので、設定4の半分以下の近さです。

最後に合計100%になるようにする

相対尤度をそのまま見るだけでは分かりにくいので、全部足して100%になるようにします。
今回の相対尤度の合計は、4.334です。
それぞれの設定について、「その設定の相対尤度÷全部の相対尤度の合計」を計算すると、設定別信頼度になります。

今回の結果

設定別信頼度
項番設定信頼度
1110.4%
2215.4%
3322.5%
4423.1%
5514.3%
6614.3%
一番高いのは設定4の23.1%です。
ただし、設定3も22.5%あるため、設定4が圧倒的に強いわけではありません。
今回の履歴だけで見ると、設定4が一番近いが、設定3もほぼ同じくらい近いという判断になります。

この信頼度は「確定」ではない

注意点として、この信頼度は設定を確定するものではありません。
パチスロのボーナスは確率なので、同じ設定でも大きく荒れます。
5444ゲーム回していても、BBやRBは普通にブレます。
そのため、この計算結果は、「この履歴だけを見ると、どの設定の確率に近いか」を表しているだけです。
また、この計算では、設定1〜6が同じ割合で使われると仮定しています。
実際のホールでは設定1や設定2が多い、設定5や設定6は少ない、という配分があるため、実戦ではホール状況も合わせて考える必要があります。

まとめ

今回の履歴は、
・5444ゲーム
・BB 21回
・RB 17回
でした。
この結果を設定別のBB確率・RB確率と比べると、最も近いのは設定4です。
ただし、設定3との差は小さいため、設定4本線、設定3も十分ありえるという見方になります。
設定5・6はBB確率だけを見ると悪くありませんが、RB回数が少し足りないため、信頼度はやや下がります。
設定1は、BB・RB・合成のどれを見ても今回の結果とは少し離れているため、最も低い信頼度になっています。

設定毎に信頼度と機械割の積を求めて総和を出すと期待機械割になる。 それは全ジャグラー共通の指標なので異なる機種でも比較でき、より高い機械割の台を選択できます。

設定別期待機械割
項番設定信頼度機械割期待機械割
1110.4%97.0%10.1%
2215.4%98.0%15.1%
3322.5%99.5%22.4%
4423.1%101.1%23.4%
5514.3%103.3%14.8%
6614.3%105.5%15.1%

設定別の期待機械割を合計すると100.9%となります。 これなら他の機種でも計算して選択できる。